上手くいった時に成長はありません。
あるのは達成感と満足感だから。
ミスした時こそ、本当に上手くなるためのチャンスです。
ブラジルの強豪チームでは、ボールコントロールミス、ボールを取られた時にはチームメイトから罵声を浴びせられます。そして、二度とパスは回ってきません。
ボールを失う、ミスすることがどれだけダメなことかを彼らは小さい頃から当たり前に学んでいるんです。
日本にはそんな環境はないでしょうね。
ボールコントロールミスしても、ボールを取られても、一対一で負けても、抜かれても、そこで何も感じなければ、サッカー選手など到底無理です。
日本はブラジルとは違います。
ブラジルのやり方は出来ません。
だったら、意識を植え付けるためにも、正しくボールと向き合わせる必要があります。
例えば、リフティングはボールを落としたらミスなわけですから、ちゃんと目標設定をしてボールと向き合わせる必要があります。
リフティングはボールコントロールと、ボールと身体を一体とするためのトレーニングです。
試合でボールを持てる、取られないためには、今目の前にある自分のボールを正確にコントロール出来ることは当たり前ですから。
リフティングで回数を目標設定する、そこまでに簡単にたどり着かない、ミスする…だから学べるんです。
達成感に浸る、満足する…後は下手になるだけです。
目標までたどり着かなかった、あと一回で落とした…その時、諦める、何も感じない、そんな意識では勝てないです。
プロになると目標設定したように、リフティングの回数の目標設定をしたのなら、それをクリアするためのトレーニングは、プロになるという目標のための一つのトレーニングですから。
いつ、どんな時も、ミスした時こそ、上手くなるためのチャンスです。
その時、何を感じる?何を思う?何を考える?